「何か始めたい」けど、何から始めればいいか分からない
休日、なんとなくスマホを眺めながら「副業でもやってみようかな」と思ったことはないでしょうか。でも、いざ調べてみると、ブログもライティングも動画編集も、どれも「継続」と「スキル」が必要そうに見えます。
自分には特別な才能もないし、忙しい平日にそんな時間は取れない。そう思って、結局「また今度」と検索窓を閉じてしまう。そんな経験がある方は多いはずです。

確かに副業は気になっているんだけど、何から始めれば良いか分からないんだ。結局いつも調べるだけで終わっちゃうよ。

ふぉっふぉっふぉ。それは多くの会社員が通る道なんじゃ。まずは「稼ぐ」より「作って、世に出す」ことから始めてみるとよいかもしれんのう。

作って、世に出す…?

例えば、LINEスタンプじゃ。今は生成AIを使えば、絵が描けなくても自分だけのスタンプが作れるんじゃよ。
結論から言うと、副業の第一歩には「LINEスタンプ作り」がおすすめです。
理由は、収益性が高いからではありません。生成AIを使えば、絵心がなくても、短時間で、ほぼ費用をかけずに「自分の作品を世に出す」という経験ができるからです。
この記事では、生成AIを使ってLINEスタンプを作り、申請し、公開するまでの流れと、なぜ「稼ぐこと」よりも先にこの経験が大切なのかをお伝えします。
LINEスタンプが副業の第一歩に向いている理由
LINEスタンプは、副業初心者が最初に挑戦する題材として理にかなっています。
理由は大きく3つあります。
まず、専門的な絵のスキルが要りません。以前は自分でイラストを描く必要がありましたが、今は生成AIに「こういう雰囲気のキャラクターを作って」と伝えるだけで、元になる画像を用意できます。
次に、初期費用がほとんどかかりません。生成AIの多くは無料プランでも十分に試せますし、LINE Creators Marketへの登録や申請そのものにも登録料はかかりません。
そして、始めてから結果が出るまでが早いことです。公式のヘルプセンターによると、申請後の審査は数時間から約2日程度で完了するとされています(混雑状況によって前後することがあります)。ブログやSNSのように「半年続けてようやく成果が見える」世界ではなく、数日で「自分の作品が審査を通った」という結果を受け取れるのです。
最後に、平日のすきま時間でも進められることも大きな理由です。生成AIへの相談や画像の調整は、10〜30分あれば区切りをつけられる作業です。まとまった時間が取れない会社員でも、通勤前の少しの時間や、昼休みの一部を使って少しずつ進めることができます。
もちろん、これは「大きく稼げる」という話ではありません。大切なのは、収益ではなく「形にして、世に出す」という経験そのものです。この経験こそが、次の副業への土台になります。
生成AIでLINEスタンプを作る4ステップ
実際の流れを見てみましょう。難しそうに見えますが、やること自体はシンプルです。
ステップ1:生成AIでイラストの元絵を作る
まずは、ChatGPTなどの画像生成機能を使って、スタンプの元になるイラストを作ります。
「シンプルな線画で、白背景の、丸っこいキャラクターが『了解です!』と言っているイラストを描いて」のように、具体的な場面とセリフを指定すると、スタンプらしい絵が出力されやすくなります。
1枚で気に入らなければ、指示を変えて何度か作り直して構いません。ここで「完璧な1枚」を目指す必要はなく、まずは8個分(LINEスタンプは8個から申請できます)の候補を作ることを目標にしましょう。
テーマ選びに迷ったら
何のスタンプを作ればいいか迷う場合は、まず「自分が普段のトーク画面でよく使う言葉」から考えてみましょう。
例えば、「了解」「ありがとう」「おつかれさま」「そうなんだ」といった相槌や、「今向かってます」「もう少し待ってて」のような日常の連絡フレーズは、需要が安定しやすいテーマです。
反対に、特定の趣味やニッチなネタに寄せすぎると、審査は通っても使う場面が限られてしまいます。最初の1作品は、誰もが日常で使いやすい定番フレーズでそろえることをおすすめします。凝ったテーマに挑戦するのは、1作品作り切ってからでも遅くありません。
ステップ2:背景を透過処理する
生成した画像には背景が付いていることが多いため、背景を透明にする処理が必要です。
無料の背景透過ツールや、画像編集アプリの自動透過機能を使えば、専門知識がなくても数分で作業できます。
このとき、文字を入れる場合は縁取り(白フチなど)をつけておくと、トーク画面の背景色に関わらず読みやすくなります。地味な作業ですが、ここを丁寧にやるかどうかで審査の通りやすさが変わってきます。
ステップ3:LINE Creators Marketで申請する
画像が揃ったら、LINE Creators Market(creator.line.me)から申請します。
スタンプは8個・16個・24個・32個・40個のいずれかのセット数で販売でき、価格も選べます。2026年7月からの価格改定により、クリエイターズスタンプ(静止画)のLINE STORE価格は190円からとなりました。まずは初心者の目安とされる24個か40個のセットで、無理のない範囲から挑戦してみるとよいでしょう。
なお、生成AIで作った画像を使う場合は、実在の人物やキャラクターに酷似していないか、既存の作品の画風を過度に模倣していないかを自分でも確認しておくことが大切です。生成AIの利用について申告を求められる場合は、正直に回答しましょう。
※要確認:生成AI利用に関する申告義務や審査基準の詳細は、申請時にLINE Creators Marketの最新のガイドラインを必ずご自身で確認してください。
ステップ4:審査を待って公開する
申請が完了したら、あとは審査結果を待つだけです。
審査は数時間から約2日程度で完了するとされていますが、混雑状況によっては前後することもあります。

え、審査ってそんなに早いんだ。もっと何週間もかかるものだと思ってた。

今は仕組みが整っておるから、思ったより早く結果が届くことが多いんじゃよ。だからこそ、気軽に挑戦しやすいんじゃな。
承認されれば、あなたの作ったスタンプが世界中の誰かのトーク画面に並ぶ可能性があります。この瞬間こそが、この記事で一番伝えたい「小さな成功体験」です。
公開直後は、家族や友人に「これ、自分で作ったんだよ」と伝えて使ってもらうところから始めるのもおすすめです。身近な人に使われる様子を見るだけでも、「自分の作ったものが、誰かの日常の中で実際に使われている」という実感を得られます。これは、収益額とはまったく別の種類の手応えです。
正直な話、LINEスタンプ副業は基本的に稼げません
ここまで前向きな話をしてきましたが、正直にお伝えしなければならないことがあります。
LINEスタンプの収益分配は、「売上総額からApp StoreやGoogle Playへの手数料30%を差し引いた金額の50%」という仕組みになっています。つまり、1個190円で売れても、実際にクリエイターの手元に入るのは半分よりさらに少ない金額です。
しかも、ほとんどのスタンプは思うように売れません。多くの人が使うような人気キャラクターや、話題性のあるデザインでない限り、月に数百円、数十円という単位になることも珍しくありません。
LINE Creators Marketには既にたくさんの作品が並んでおり、後から参入する側としては、どうしても埋もれやすい状況にあります。「稼ぐこと」を目的に始めると、思うような結果が出ずにモチベーションを失いやすいのが正直なところです。だからこそ、最初から収益を目的にしないことが大切になります。

え…稼げないなら、やる意味ないじゃん。

ふぉっふぉっふぉ。大事なことだから良く聞いてほしい。ここで大切なのは金額ではなく、「自分の力で何かを作り、世に出せた」という事実そのものなんじゃよ。
QQ Noteが伝えたいのは、「LINEスタンプで稼ぎましょう」ということではありません。「アイデアを形にして、審査という関門を突破し、実際に世の中へ公開する」という一連の経験を、低いリスクで積んでおくことに価値がある、という話です。
副業やAI活用で本当に収益を得ようとするなら、いずれブログやライティング、動画編集など、継続力が問われるものに取り組む場面が来ます。そのときに「自分は何かを最後まで形にした経験がある」と思えるかどうかは、想像以上に大きな差になります。
小さな成功体験が、次の副業ステップにつながる
わたし自身も、副業に興味を持ちながらも「自分には特別なスキルがない」と感じ、なかなか一歩を踏み出せずにいました。そこで、まずは生成AIを使ってLINEスタンプを作ることから始めてみました。
最初に作ったスタンプは、数週間で数十円ほどの分配しかありませんでした。それでも、「自分が考えたキャラクターが、審査を通って、実際に世の中に公開された」という経験は、思っていた以上に自信になりました。
このように、LINEスタンプでの成功体験は、金額の大小で測るものではありません。「アイデアを形にする」「公開する」「反応を受け取る」というサイクルを、一度でも自分の力で回せたかどうかが重要なのです。
このサイクルは、副業だけでなく、ブログ運営や転職活動、投資の勉強など、あらゆる「新しい挑戦」に共通しています。最初の小さな成功体験があるかないかで、次の一歩を踏み出すハードルは大きく変わります。
会社員としての人生を否定する必要はありません。ただ、会社の給料以外にも「自分の力で何かを生み出せる」という感覚を一つ持っておくことは、これから先の働き方を考えるうえでの心の支えになります。LINEスタンプは、そのための最初の練習として、リスクの小ささと結果の出やすさのバランスが取れた題材だと言えるでしょう。
本業と両立しながら進めるコツ
「平日は忙しくて時間が取れない」という方も、LINEスタンプ作りなら本業と両立しやすい題材です。
作業を1回で終わらせようとせず、「今日はアイデア出しだけ」「明日は画像の調整だけ」というように、工程ごとに小さく分けて進めるのがコツです。生成AIとのやり取りも、8個分のアイデアを一度に考える必要はなく、1日1〜2個ずつ相談していけば、数日で候補が揃います。
通勤時間にスマホで生成AIにアイデアを相談し、帰宅後の10分で画像を確認する、といった分け方も現実的です。まとまった作業時間を確保できなくても、隙間時間の積み重ねだけで1セット分の候補を揃えることは十分に可能です。
完璧を目指さず、まず1セット提出してみることを優先しましょう。審査でリジェクトされても、修正して再申請できます。失敗は挑戦した証拠であり、そこから学べることの方が、最初から完璧なスタンプを目指すことより価値があります。
今日5分でできること
大きな決断は必要ありません。今日、次のどちらかだけをやってみましょう。
- ChatGPTなどの生成AIに「LINEスタンプにしたいキャラクターのアイデア」を1つ相談してみる
- LINE Creators Market(creator.line.me)のサイトを開いて、どんなスタンプが売られているかを眺めてみる
どちらも5分あれば終わります。まずは「見てみる」「聞いてみる」だけで十分です。行動は、そこから少しずつ大きくなっていきます。

じゃあまず、ChatGPTに相談するとこから始めてみようかな。

それで良いじゃろうな。
今日が一番若い日。小さな一歩から始めてみよう。
まとめ
この記事のポイントを振り返ります。
LINEスタンプは、生成AIを使えば絵心がなくても挑戦できる、副業初心者に向いた題材です。審査は数時間から約2日程度で完了するとされており、比較的早く結果を受け取れます。
一方で、収益としてはほとんど稼げないのが現実です。それでも、「アイデアを形にして世に出す」という経験は、次の副業や挑戦への自信につながります。
今日は、生成AIにスタンプのアイデアを1つ相談してみることから始めてみてください。
売れるかどうか、稼げるかどうかは、正直なところやってみないと分かりません。ですが、「アイデアを考え、形にして、世の中に送り出した」という経験だけは、挑戦した人にしか残りません。この経験は、これから副業や転職、投資など、どんな選択肢を選ぶことになっても、あなたの中に「自分にもできる」という土台として残り続けます。
次のステップとして、AIをもっと日常的に使いこなしたい方は、まず身近な悩みからAIに相談してみる習慣づくりから始めてみるとよいでしょう。QQ Noteでは、静かな退職から抜け出すための考え方や、AIとの付き合い方についても紹介しています。あわせて読んでみてください。



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